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作りやすい赤米品種

ベニロマン

ベニロマン

「ベニロマン」は1987年、九州農場試験場において、強稈、着色米を目標に、強稈の「南海97号」を母に、赤米の在来種「対馬赤米」を父として人工交配を行なった組み合わせに由来する。

特性
形態的特性
 稈長は「レイホウ」より5cm、「ニシホマレ」より9cm短く、“やや短”である。穂長は「レイホウ」・「ニシホマレ」よりやや長く、穂数は「レイホウ」より少なく、「ニシホマレ」より多い。草型は“中間型”で、止葉はやや立つ。粒着密度は“中”、脱粒性は“中”である。上の写真に見られるように、芒は赤褐色で長く、玄米も赤褐色が濃い。

生態的特性
 「レイホウ」より出穂期で4日、成熟期で2日遅く、暖地では“晩生の早”に属する粳種である。耐倒伏性は「レイホウ」や「ニシホマレ」よりも弱く“中”である。収量性は「レイホウ」・「ニシホマレ」の8 割程度である。いもち病抵抗性は+か未知の真性抵抗性遺伝子を持つと推測され、葉いもち、及び、穂いもち圃場抵抗性は、“中”である。白葉枯病抵抗性は「シンレイ」よりやや弱く“弱”である。

品質・用途
 千粒重は「レイホウ」・「ニシホマレ」より小さく粒大は“やや少”、粒形は“やや円”である。赤米で腹白が多く、品質は“不良”で、食味も“不良”である。着色料、生け花・ドライフラワー等としても活用できると考えられる。

適地 及び 栽培上の注意
 晩生のため、九州、中国、四国地方の平坦地に適する。

  1. 赤米のため、他の品種と混ざらないよう、種子の管理を徹底する。
  2. 赤米としては倒れにくいが、耐倒伏性は中程度なので多肥栽培は行なわない。
  3. いもち病及び白葉枯病には強くないので、常発地帯での作付けを避ける共に慣行の防除を行う。



※この商品の販売価格は1kgのみの価格となっております。
「オプションの値段詳細」にて金額をご確認下さい。

着色の良い赤もち米

紅染めもち

紅染めもちは晩生の良食味系統の「西海糯(ひみこもち)」を母とし、晩生の赤米(粳)の「は系124(ベニロマン)」を父とする交配の組合せにより選抜育成された暖地向きの赤糯系統である。

紅染めもち

特性
形態的特性
 稈長は「ひみこもち」と同程度で、「つくし赤もち」よりも15p程度短い“中”。穂数は「ひみこもち」「つくし赤もち」と同程度の“やや多”で、草型は“偏穂数”に属する。穂長は「ひみこもち」「つくし赤もち」と同程度の“中”、粒着密度は“やや密”。ふ先色は“紫”。芒の多少は“やや多”で長短は“中”である。

生態的特性
 熟期は育成地では“中生の晩”の糯種である。耐倒伏性は「ひみこもち」と同程度の“やや強”。収量は「ひみこもち」の8割程度であるが、赤糯の普及品種「つくし赤もち」に比べ標肥では同程度、多肥栽培では約2割多収である。いもち病真性抵抗性遺伝子“Pita-2”を持つと推定され、圃場抵抗性は葉いもち、穂いもちともに“やや強”である。穂発芽性は、“易”である。

品質・用途
 玄米の粒色は赤褐色で均一に発現する。玄米の色調は早植えにより薄くなる傾向があるが、晩期栽培においては普通期のものと変わらない。

また、施肥による玄米の色調の差は見られないが、収穫時期を遅くする方が色が濃くなる傾向が見られる。全籾の5%程度にまだ青みが残る一般の成熟期よりも3日後頃を収穫適期の目安とする。着色の良い赤糯品種として、おこわ業者によりおこわ、菓子としての商品化が予定されている。

適地 及び 栽培上の注意
 暖地の平坦地帯から中山間地地帯及び温暖地西部の平坦地に適する。

  1. 赤米のため、他の品種と混ざらないよう、種子の管理を徹底する。また、自然交雑を避けるため、同時期の他品種の近隣では栽培しないこと。
  2. 一般的にはいもち病は発病しないが、Pita-2を犯すいもち病菌に対してはいもち病が激発する恐れもあるので、いもち病の発生動向に注意をする。
  3. 白葉枯病抵抗性は不十分なので、常発地帯での作付けを避ける共に慣行の防除を行う。
つくし赤もち・ひみこもち



  ※この商品の販売価格は1kgのみの価格となっております。
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東北地方でも栽培可能な赤米糯種

夕やけもち

夕やけもちは早生で多収の糯品種「たつこもち」と多収の赤米粳系統「羽系586(紅衣)」を1998年に交配し、その後選抜固定を図って育成された東北地域向けの赤糯系統である。

紅衣・夕やけもち・たつこもち

特性
 出穂期と成熟期は、育成地では“早生の晩”に属する。稈長は「紅衣」より3cm、「たつこもち」より4p短く強稈のため、耐倒伏性は“強”となり、 また脱粒もしにくいため、一般品種と同様に機械化体系での栽培が可能である。ふ先(籾殻の先端)色が“紫”なので出穂後であれば一般品種との識別ができる。耐冷性は“強”、穂発芽性は“中”、いもち耐病性は葉いもち、穂いもちとも“やや弱”である。玄米収量は「たつこもち」と同程度で、一般のモチ品種並みの収量があります。

品質・用途
 「たつこもち」の玄米と比較して、食物繊維、ナトリウム、ナイアシン、アントシアニジン、タンニン、カテキンの含量が高い。餅の食味は、玄米では色が濃く味が劣るが、搗精すると色合いも良く食味は良好になる。
赤飯、赤粥、雑穀飯等の着色米飯、赤餅、赤米醸造酒等の加工への利用が期待される。

適地 及び 栽培上の注意
 東北地域やそれ以南を適する。

  1. 赤米のため、他の品種と混ざらないよう、種子の管理を徹底する。また、自然交雑を避けるため、同時期の他品種の近隣では栽培しないこと。
  2. いもち病及び白葉枯病に弱いので、常発地帯での作付けを避ける共に適正施肥、適正防除に努める。



※この商品の販売価格は1kgのみの価格となっております。
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着色酒等に向く紫黒米ウルチ品種

おくのむらさき

「おくのむらさき」は1990年に東北農業試験場において多収のウルチ型紫黒米の育成を目標に、バリ島在来の紫黒米に由来する。「東北糯149号」を母に、多収品種「フクイビキ」を父として交配し、その中から育成した品種である。

(左)おくのむらさき(中)朝紫(右)あきたこまち

特性
 稈長は「朝紫」より8cm短く、穂長は長く、穂数は少ない。稈が短く強いので、「朝紫」より倒伏の心配が少なく栽培しやすい。熟期は朝紫とほぼ同じである。葉の緑、葉鞘は部分的に紫色をしており、籾先の短い芒も紫色である。玄米収量は「朝紫」より 10%以上多収で、一般品種の収量に近い。玄米は「あきたこまち・朝紫」よりも大きく、重さは千粒重で24.3kgである。
「朝紫」と同様に玄米の皮には、アントシアニン系の色素による濃い紫色をしている。完全に搗精した「おくのむらさき」の米は、一般のウルチ米と同じように透明感のある白米になる。高温条件下では色素含量は少なくなり紫色が薄くなる傾向がある。

用途
 「朝紫」は小粒のモチ米であるために醸造用原料には適していない。このため着色酒生産に適した大粒の紫黒米ウルチ品種を育成してほしいという要望が出されていた。「おくのむらさき」はこれに応えるものであり、試作結果では良好な着色酒が得られている。また、紫色の玄米粥や黒ダンゴへの利用も検討されている。

栽培上の注意

  1. 耐冷性がやや弱いので、冷害の発生しやすい地帯での栽培は避ける。
  2. いもち病抵抗性は、「ふくひびき」由来の真性抵抗性遺伝子を持つと推定され圃場抵抗性が不明のため、侵害菌の発生に留意し、発病を見た場合には防除する。
  3. 玄米が紫黒色なので、一般米に混入しない用に特に注意する。機械的混入、こぼれ種子の発芽、育成に注意。
  4. 自然交配により、紫黒米が拡散するのを防ぐため、一般品種の採種圃付近や出穂期が同じ品種の隣では栽培しない。



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赤飯や菓子等に向く紫黒米もち品種

朝紫

「朝紫」はインドネシアのバリ島在来の紫黒米に日本稲を3回にわたって交配し、その後代から選抜を繰り返して育成した紫黒米モチ品種である。「朝紫」という名前は我が国で始めて育成された紫黒米品種であることに由来する。

特性
 稈長は「ヒメノモチ」と同等に長め(84cm)で、穂長は短い。熟期は「あきたこまち」とほぼ同じである。葉の緑、葉鞘は部分的に紫色をしており、籾先の短い芒も紫色である。 穂が出た後の水田は、一面に紫がかった緑色に染まる。玄米収量は「ヒメノモチ」より、10〜20%少ないが、従来より栽培されている紫黒米に比べると多収である。
玄米の形はやや細長く、重さは千粒重で一般のもち米に比べてやや軽い。玄米の皮は、アントシアニン系の色素による濃い紫色をしており、これが本品種の最大の特長である。(右下図参照)
この色素は玄米のヌカ層にのみ存在するので、完全に搗精した「朝紫」の米は一般のもち米と同じような白色である。また、登塾期間中の気温、特に夜温が高いと色素含量が少なくなって、紫色が薄くなったり色ムラができる。

くのむらさき / 朝紫 / あきたこまち 参照図

用途
 もち米で粘りが強いので、赤飯、おにぎり、おはぎ、ちまき等の赤飯加工品として使われるのが一般的である。その他に稲穂は生け花として観賞用に、稲わらはわら細工用に利用されている。

栽培上の注意

  1. 耐冷性がやや弱いので、冷害の発生しやすい地帯での栽培は避ける。
  2. 葉いもちには強いが穂いもちには弱いので、穂いもちの防除に留意する。
  3. 玄米が紫黒色なので一般米に混入しないように特に注意する。機械的混入、こぼれ種子の発芽に注意。
  4. 自然交雑による拡散を防ぐため、一般品種の採種圃付近や出穂期が同じ品種の隣では栽培しない。



※この商品の販売価格は1kgのみの価格となっております。
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ホールクロップサイレージ専用飼料イネ

たちすずか(稲醗酵粗飼料用)

特性
 「たちすずか」は穂が短いため、牛にとって消化の悪い籾が「クサノホシ」の1/3程度と少なく、その分消化の良い茎葉の割合が高い品種です。
また、醗酵の際に乳酸菌のエネルギー源となる糖の含量が大幅に増加しています。さらに、耐倒伏性に優れ、収穫適期を2カ月過ぎても倒れにくいことから、収穫期間が長い特徴を持っています。

用途
 飼料としての品質向上をめざした、ホールクロップサイレージ専用飼料稲。
飼料自給率の向上や水田の高度利用につながることが期待されます。

栽培上の注意
 縞葉枯病に抵抗性を持たないため、本病の常発地帯では作付が困難です。また、いもち病に対しては菌の変異に注意が必要です。使用できる農薬に制限があるので、飼料稲に使用できる農薬を確認する必要があります。(地域により異なる)



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